子育て支援センターの役割と行くメリット・デメリット

赤ちゃんと一緒にいるママは幸せいっぱいでもありますが、不安でいっぱになることもあります。1日家で赤ちゃんとずっと一緒にいることでストレスを抱えるママも多くいます。少しでも気分転換にどこかへ連れて行こうと思ったらまずは子育て支援センターに連れて行くと良いですよ。

子育て支援センターとはどんなところ?

子育の支援センターは、地域の自治体が運営している子育て支援を目的とした施設のことです。保育園が委託を受けて運営していたり、駅や公共施設などで運営している場合もあります。地域や場所によって大きさや施設内の設備は違いますが主に、子供が遊べるスペース、育児相談などを行うスペースがあり、専門スタッフが一時預かりやワークショップを行ったりしています。毎月広報しを発行したり、ホームページで季節のイベントや勉強会、パパやママと一緒に行う遊びやベビーマッサージなどを開催しているとろもあります。お金がかかるのでは?と心配される人もいるかもしれませんがほとんどの場合無料で、イベントのときも教材費程度で参加できるため、子連れでのお出かけ遊びにもちょうどいいです。たぶん、知り合いがいないなどの理由で始めていくときにはためらうとおもいますが、ママのワンオペ疲弊や孤立を防ぐ意味もあるそうなので、スタッフも暖かく迎えてくれます。

子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)

子育て支援については各市町村がそれぞれ行ってきましたが、子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)という窓口も整備されてきました。

妊産婦・乳幼児等へは、母子保健分野と子育て支援分野の両面から支援が実施されている。具体的には、母子保健法に基づく母子保健事業、子ども子育て支援法に基づく利用者支援事業、児童福祉法に基づく子育て支援事業を行っており、保健センターや市役所に併設されていることが多いです。どちらかというと子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)はお役所的なものですが、金銭面や不安などで育児に支援が必要な人に対しての支援窓口になっています。

詳しくは、介護健康福祉のお役立ち通信の「子育て世代包括支援センター(母子健康包括支援センター)とは」で紹介しています。

生後何ヶ月になったら子育て支援センターに行く?

産まれたばかりの赤ちゃんは、積極的な外出が適切でない場合がありますが、ちょうど市の3ヶ月検診の後に保健師さんに「こういう場所もあるから活用してみてね」と言われたりしたことがきっかけで子育て支援センターに始めていったというケースが多いようです。3ヶ月検診の時期が寒すぎたり暑すぎたりする季節のときは外出しにくいんですけどね。
行ってみてわかったことは連れてくる年齢は様々だということです。例えば、兄弟がいるママさんなどは下の子が生後2ヶ月で上の子(2歳)を遊ばせるために連れてきていました。初めての子育てママさんは3~6ヶ月で連れてくる人が多いそうです。

子育て支援センターに行くメリット

子育て中のパパママとコミュニケーションできる

来るのは子育て中のママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃんなので会話がしやすいのが良いと思いました。「何歳ですか?」とか「何月生まれだからうちの子と一緒だ!」なんて会話からママさん同士も仲良くなれます。ママ友作りの場にもなって、同じ悩みや、先輩ママからのアドバイスを聞けたりします。おもちゃもたくさんあるので子どもは飽きずに遊べて楽しいと思います。

こどもが成長したらどんな感じになるのか知れる

僕にとってはこれが一番子育て支援センターにいったメリットとして大きかったですが、子どもがあと半年したらどんな感じに成長して、パパやママはどんなことに悩むのかなどをリアルい知れます。
6ヶ月、1歳、2歳と成長していく過程でお友達もできたり、お友達と一緒に過ごすことで早くから人との関わりを学ぶこともできます。成長する喜びと共に、わがままや赤ちゃん帰り、駄々をこねるなど、少しお兄ちゃんお姉ちゃんのこどもの姿を見て予習できました。

専門的なことも、経験的なことも相談できる

支援センターには保健師さんや保育士さんなどの専門家やベテランさんがいることがほとんどなので、悩みことがすぐに聞けるのが助かります。お友達同士でケンカした時も「順番守ろうね」とか「ごめんなさいしよう」など親と子どもだけでなく保育士さんも間に入ってくれるのでトラブルになりにくいですし、こどもへの声かけの方法や遊び方などお手本になってくれます。子育て支援センターでイベントなどもあり、季節の行事を体験できたり充実した時間を過ごせます。

子育て支援センターに行くデメリット

いろいろな子が来ているので病気がうつることがある

支援センターに行く一番のデメリットは病気になることが増えることです。支援センター側では衛生面には十分気を付けていると思いますが、インフルエンザや風邪が流行っている時期はうつってしまうこともあります。もちろん病気になると大変ですが、多少免疫ができるということは良いことではあります。予約などはないことが多く、毎日行かなくてはいけないものではないので、インフルエンザ流行の時期などは行くのをお休みしていても良いと思います。

いろいろな親がいる・周りの親の態度や子どもへの接し方が気になる

色々な人が来るので合わない人がいると「ちょっと嫌だな」と思う場面もあります。自分の子どもが遊んでいたおもちゃを横取りして謝らない子どもと親がいると少し悲しい気持ちになったという話を聞きました。

他の同年代の子どもと比較してしまう

どうしても他の子と比べてしまうというデメリットがあります。年が近い子を見ては「あの子はできるのにうちの子はできない」と悲観してしまうことがありました。年齢が近い子と遊ばせることの楽しさよりも不安のほうが大きかった時期もあります。

子育て支援センターは子育てのヒントがいっぱい

子育ては苦悩の連続だと思いますが、子供の成長を心配し過ぎて楽しむの忘れてしまってはもったいないです。そんな時悩みを聞いてくれる場所があるだけでも助かります。

いろいろな特性の子どもがいて、時代によって推奨される子育て方法も違い、子育て支援センターに行っても「子育ての正解」を知ることはできません。

しかし、子育て支援センターに行くことで、子育てのヒントは得られると思います。

もっと気軽に子育ての気分転換という点では、「親子カフェ(キッズスペース付き)」もお勧めです。お座りできるくらいの子なら、親子カフェで遊んでいてもらって少し気分転換でカフェラテでも飲んでみてもいいかもしれません。子どもの方は普段と違ったおもちゃで遊んだり、スタッフの方と遊んだりで過ごせます。

子育て支援センターに通うことは強制ではありませんので行く、行かないは自由です。一人で家で閉じこもって育児をしているよりは楽しい時間が過ごせると思います。

デメリットの部分もありますが、子どもに多くの体験をさせられる場所でもあると思います。未就園児は幼稚園に通う練習として子育て支援センターを活用するのも良いと思います。