エアコンの室外機、ブーン…カタカタカタカタと、音がうるさい状態になってしまい、原因になっている部分を突き止めて対策した記録です。全てのエアコン室外機に共通するわけではないですし、素人が分解するのは危ないこともあるので、参考にするとしてもあくまでも自己責任でお願いします。
エアコン室外機のカタカタ音が大きくなった原因を調べる
エアコンの室外機は、構造としては大きなプロペラを回して風を送るというものです。その風が熱交換器(アルミフィン)を通過して室内のエアコンの温度調整に関与するみたいです。細かい仕組みはよくわからないのですが、カタカタ音がうるさいことに関して考えると、どこから音が出ているのかを調べることで分かります。
エアコン室外機のプロペラが枠や網にぶつかって音が出ている
エアコン室外機にはプロペラが回っていて、その外側には異物や人の指などが入らないように、金網のような枠が付いています。この枠が曲がってしまったり歪んでしまったりすると、プロペラの羽に枠が当たってしまい、キュルキュルやカタカタと音が発生します。枠の部分をプロペラから離すように動かして音が消えるか確認すると検証できます。
エアコン室外機のモーターの振動により、枠の金属や網がぶつかり合って音が出ている
今回紹介するケースはこのパターンですが、室外機のモーターの振動が本体の枠に伝わり、枠や金網が振動してぶつかり合って音が出ている状態です。室外機の枠になっている金属は結構薄いので、蹴ったり上に乗ったりすると変形してしまいます。変形すると隙間ができるので、振動するとぶつかり合って音が出てしまうのです。これも枠部分の振動が出ないように手で押さえたりして軽減するならば、原因はある程度絞り込めます。
エアコン室外機のモーターのそのものが音を出している
室外機の音の根本原因はモーターの動きなので、モーターそのものが音を出している可能性もあります。ただ、素人には無理ですね。。
エアコン室外機のモーターの振動により、接地面や壁が振動して音が出ている
室外機のプロペラが回ると振動が起きますが、その振動は室外機の脚部分や壁面などを伝ったり、反響したりして音となってしまうことがあります。ブーンという音が室外機の方からする場合には、室外の内部ではなく、室外機の脚部分が振動して接地面との間で小刻みに当たって音が出ていたり、揺れが壁で反響したりして音として出ていたりする可能性もあります。この場合には室外機を持ち上げてみて音が小さくなるかで確認できることもありそうです。この場合には、おそらく以下のような防音対策商品で軽減はできるのではないかと思います。
エアコン室外機のモーターの振動により、枠の金属や網がぶつかり合って音が出ている場合の対策
我が家のエアコンの室外機の場合、上部の天板はネジ3つ外せば簡単に分解できました。開けてみるとこんな感じで、天板が揺れても直接金属同士がぶつからないようにゴム製の緩衝材や、ウレタンスポンジのような感じの緩衝材が入っていました。しかし、正面側の黒くて薄い緩衝材はぺちゃんこになってしまっていました。天板の金属が微妙に反って曲がってしまっていたので、おそらくこの部分が振動でぶつかって音が出ているのではないかと仮説を立てました。音の質としても、金属同士が小刻みに揺れて音が出ているようなカタカタカタカタという感じだったの、この部分でないとしても天板と壁面の金属同士が振動して小刻みに当たっている可能性が高いと考えました。
そこで天板の内側に緩衝材を貼り付けて、エアコン室外機のモーターの振動があっても、枠の金属や網がぶつかり合って音が出ているて金属同士が直接当たらないようにすることを試みました。パソコンを通販で買ったときについてきた緩衝材があったので、それを使ってみました。100均とかでもあるかもしれないです。
こんな感じで天板の内側にふたと、室外機の側面の金属が直接触れないように緩衝材を貼りました。あとは、天板が少し歪んで曲がってしまっていたので少しだけ歪みを取りました。
室外機の天板を本体に戻す時の様子がこんな感じです。緩衝材を大きく貼りすぎると繊細なアルミフィンの部分に接触してしまうのでそうならないように控えめに貼っています。また真ん中辺は「感電注意」のような表記があったので余計なものはくっつけないようにしました。ご自身でやる場合には十分気をつけてください。私は責任は取りません。
これで最後蓋をぴったりとくっつけて、分解する前に外したネジを3つ付けたら完了です。緩衝材の付け方を失敗すると、室外機のネジを無理やり差し込むことになってしまったり、本体の内部に緩衝材が接触してしまったりして危ないかもしれないので本当に気をつけてください。
エアコン室外機の大きい音の対策は自分でできる対策もある!
今回はちゃんと蓋が閉まり、エアコンのスイッチを入れてみたところ、多少のブーンという音はありますが、新品で設置した時と同じような音に戻り、大きい音はなくなりました。
写真の手前に見えるプロペラの正面の網の部分に手を触れるとさらに音が小さくなるので、この網の部分もやはり経年でゆるんだりして振動で音が出てしまうみたいでした。許容範囲なので今回はやりませんでしたが、こっちが原因で大きい音が出ているケースもあるのかもしれません。自分でやるのは怖い部分もあるので、専門家にお願いした方がより安心だと思います。私の備忘録のようなものなので、この記事を参考にやって何か起きても自己責任でどうぞお願いします。
地面や接地面を伝ってくる音の対策にはこれかな?
こんな商品もある・・・気になる